古河記念講堂玄関ホール

目に入るは 円柱手摺 格子窓  

「林」の文字 林学教室 名残なり

 古河記念講堂は北大のシンボル的建物である。しかし、その出自は暗い影を引きずっている。古河工業が足尾銅山鉱毒事件を引き起こし糾弾され、その贖罪を込めて古河虎之助が当時の帝国大に100万円を寄付する。その寄付金の一部で1909年林学教室としてこの建物が建てられた。林学なので玄関のホール部分の欄間の窓は「林」の字がデザインされている。円柱をデザインした手摺の階段があり、洋風の造りである。教養課程の学生時にこの建物の教室で講義を受けている。(2012.2.3)


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